「ウィーンのクリスマス食事会」②今田美奈子先生

「ウイーンのお菓子図鑑」出版記念パーティーに今田美奈子先生をゲストにお迎えしました。

私がお世話になった出版部の先輩方も今回参加してくださり、最初の仕事場(栄養と料理出版部)のことをいろいろ思い出しました。その当時「栄養と料理」は岸朝子さんが編集長で、私はたった1年で今田美奈子先生のアシスタントになったのですが、この1年は濃厚で「食」、「食べること」の基礎?心?を学んだ気がします。岸さんはその後に私が「かんてんレシピクラブ」を立ち上げたときにもずっと会長になって応援してくださいました。岸さんの「食は命」「おいしく食べて健康に」という言葉は今でも料理の軸になっています。
今田美奈子先生は今ではマリーアントワネット、貴婦人のお菓子の展覧会で全国的に知られていますが、私がアシスタントになった時は料理教室をしてお菓子を始めた時でした。夜になってから、翻訳されたお菓子を試作することが毎日のように続きましたが、まだインターネットも何もないときですから、見たことのないヨーロッパのお菓子を作ることは本当に楽しい日々でした。先生がいつも言われる「お菓子はその国の文化であり夢である」心豊かに、食卓芸術まで高められた先生の夢はまだまだ果てしない。いつまでも応援したい!

「美味しく食べて健康に」と岸朝子さん、「お菓子は夢であり芸術」と今田美奈子先生、これからも美味しい料理と夢のあるお菓子を作っていきたいと改めて思いました。

そう、お菓子は文化で芸術、別腹なんて罪悪感を持たないで、バシバシ心豊かに食べよう!

2人の恩師に感謝!

11/23 イケビズフェスタお菓子の店1日オープン

池袋西口の「イケビズ」でお菓子の店を限定オープンします。アーモンドたっぷりのバターケーキ「マルグリット」、先月出版した「ウイーンのお菓子図鑑」や他の本も出品します。

聖子の店「サブラージュ」の焼きたてクッキーも沢山出ます。

天気予報は雨、、。ちょっと残念ですが是非来て下さいね。よろしくお願い致します。

※15時 おかげさまで完売しました!雨の中きてくださった皆様、感謝申し上げます。イケビズの皆様有り難うございました。

「秋鮭のちゃんちゃん焼き」10月料理教室

今月の料理教室は秋の和風メニューです。北海道の鮭を使って、味噌を塗った「ちゃんちゃん焼き」です。長野から舞茸も届き、しめじと合わせて鮭の上に乗せて、一緒に蒸し焼きにしました。スダチをきゅっと絞って、これは本当に美味しかった!今だけのご馳走ですね。

ただ鮭も漁獲量が減ったようですが、1切れ300円は高いです。先日のN H Kで、海の生態系が温暖化の影響もあり昔と違ってきているというニュースをやっていました。鮭の稚魚が途中で食べられてしまうので逃げられるよう、早く泳ぐ練習をさせていると、ちょっと本当?というような番組でしたがNHKですからもちろん真実でしょう。鮭の稚魚は春に放流され、4年経って、元の川に戻ってくる、その過程で幼い鮭は困難な旅をしているのですね。イクラも高い訳ですね。大事に食べなければ、、。

プンシュクラップフェン Punschkrapfen

「プンシュクラップフェン」あまり知られていないお菓子名かもしれませんが、ウイーンの代表的なお菓子の一つです。

「プンシュ」というフルーツカクテルをケーキにしたもの(?)大きなトルテもあります。

中はこ〜んな感じで4cmの小さなケーキの割には手間がかかっています。あんずとチョコレートをケーキクラムにたっぷり練りこみ、チョコレートにはラム酒もきかせています。色は可愛らしいけど、カクテル同様大人のオシャレなお菓子ですね。

周りのピンクコーティングはアイシングが多いけど、食べるとクラクラするほど甘いので今回マジパンにしました。どちらにしても小さな方がオススメです。熱々のブラックコーヒー(シュバルツァー)やメランジュとともに頂くと美味しいお菓子です。

 

山椒風味の鶏の唐揚げ(6月料理教室)

「山椒風味の鶏の唐揚げ」6月の料理教室のメニューです。

庭にちょうど柔らかい木の芽が出ています。葉を摘んで(棘に注意!)よく洗って、耐熱皿に広げます。ラップはかけずにレンジで2分かけて、ちょっと混ぜ、また2分かけて、、と完全に乾いてドライになるまで根気よく続けます。ドライになったらミキサーで粉末にします。かけてるそばから、木の芽のい〜い匂い!

この粉末を唐揚げの衣に混ぜて揚げます。出来たらさらに少し振りかけます。もちろん市販の山椒を使っていただいてもOKです。山椒も和山椒と中国山椒と違いますし、今回作ったのは木の芽なので正確には「木の芽風味の鶏のから揚げ」ですね。

作っておくと綺麗なグリーンのまま1年持ちます。うなぎはもちろん、ちょっとふりかけるだけで、料理がグーンとアップしますよ。