レーリュッケン

今月のお菓子教室はドイツ菓子の「レーリュッケン」です。レモンとアーモンドのバターケーキ生地とココアとアーモンドをメレンゲに入れた生地2種類を一緒に焼きます。のろ鹿の背中を表しているお菓子。
外側はカリッとして、アーモンドとココアが香ばしく、中はしっとりしてレモン風味、いろいろな風味が楽しめます。
30年も前から作ってますが、時々食べたくなるお菓子ですね。(^∇^)

お菓子教室「桜のロールケーキ」

今日のお菓子教室は「桜のロールケーキ」です。
桜の塩漬けを白餡の中に混ぜます。抹茶を入れたクリームと一緒にロール生地で巻きます。
ロール生地にも桜を入れた、今だけのオリジナルケーキです。
桜は八重桜を摘み、白梅酢に漬け、きれいに発色したら乾かして、塩につけます。
楽しい春の仕事です。

1月に発売した本の中にもレシピが掲載されています。

「アプフェルシュトルーデル」お菓子教室

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今日のお菓子教室は「アプフェルシュトルーデル」ウイーンのアップルパイです。
と言ってもパイ生地ではなく、シュトルーデルタイクという生地を作り、1時間以上休ませてから
薄く薄く手で広げていくのです。下に新聞紙を入れて読めるほどと、ウイーンの学校では言われました。

これにはなつかしい思い出があります。
オーストリアから1時間ほど離れた製菓学校に行った時、20代の頃でした。
日本からウイーン菓子を勉強に来たのは初めてと、
現地のテレビ局がこの「アプフェルシュトルーデル」の時に取材に来たのです。

先生は薄く伸ばした生地の下に新聞紙をいれ、得意げに「ほら読めるだろう?」
みたいなことを言われたのです。(通訳の人の話では)
その頃、空気が読めないというか、鈍い私は「読めません」と言ってしまいました。
ドイツ語がわからないので、読めないという意味で答えてしまたのです。
まあ呆れますね!  今なら「読めないけど見えます。こんな薄くするんですね〜!」
くらい感心した顔をするのに、、。その時の先生の顔が今でも忘れられません。
でも卒業式にはその先生とウイーンナーワルツを踊りました。

遠い昔の話ですが、お菓子の味は今も変わりません。
教室では学校のレシピそのままで教えています。
今日も1人一台づつで大丈夫かしらと思いましたが、皆さん完璧に仕上げました。
パイのルーツと言われる生地ですが、素朴で本当に美味しい!
たぶん、ここだけの話、デメルよりはるかに美味しいと思っています。
焼きたてですものね。

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quatre-quartsカトルカールお菓子教室

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今日のお菓子教室は基礎の「quatre-quarts」カトルカールでした。卵、砂糖、小麦粉、バターと、全て同じ割合です。パウンドケーキは別立てですが、カトルカールは共立てです。バターの香りを楽しむ一番シンプルなケーキですが、上に振る粉糖の柄で違った表情になります。秋になると、熱い紅茶と一緒にに食べたくなりますね。