クリスマスプラムプディング

(プラムプディング)

お菓子教室、今日は「クリスマスプラムプディング」地味だけどこってり美味しい元祖フルーツケーキです。

フルーツケーキはバターとドライフルーツを入れたバターケーキの仲間ですが、これはバターではなくケンネ脂を使って、パン粉やドライフルーツを入れ、ラム酒以外にビールも入るのです。それを1ヶ月間涼しい場所に吊るしておきます。

これをまた布巾に包んで、型に入れコトコト1時間煮たら、フライパンに入れてバターとブランディーでフランベするのです。なかなか時間も手間もかかりますが、それだけのことは食べてみると分かりますね。

クリスマス前、ロンドンにいた時フォトナムメイソンやハロッズで、沢山のプディングが売られていたのを思い出します。ホテルリッツでも素敵なプディングの本があり購入しました。

「クリスマスキャロル」の小説でもプディングが出てきますが、アガサクリスティーのポアロシリーズ「盗まれたロイヤル ルビー」に出てくるプラムプディングが面白かったですね。プディングの中に犯人がルビーのネックレスを入れてしまうのです。フランベして食卓に運ばれ、切り分けられると6ペンスのコインが入ってた!と喜ぶ男の子と一緒にルビーも見つかるのですが、ポアロがガラスだと言って隠してしまうのです。おいしそうに食べている画面はちょっと不思議

今なら異物混入ですが、食文化ってホント面白いですね!

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