
学生時代初めてマドレーヌを焼いた時は、オーブンから甘〜い香りがして、焼きあがるとすぐに口に頬張ったものです。でも何度も焼いているうちに、1日置いたマドレーヌの方が、バターの香りもまろやかで、しっとり美味しいことに気がつきました。
マドレーヌは子供が最初に作るケーキのように言われています。そのくらい簡単に出来るイメージがありますね。ところが同じレシピでもこんなに味の違うお菓子は他にありません。長年お菓子教室で作り続けて、最近?その違いが良く分かるようになりました。まず作り方の大事なポイントをご紹介しますね。
マドレーヌの基本のレシピは 小麦粉100g、砂糖100g、卵100g、無縁バター100g これだけのシンプルな配合です。加えて、レモンの皮のすりおろし1個分とBP小さじ1/4が入り、リキュールなど好みで入れてもおいしいです。。
①大きめのボールに小麦粉と砂糖、BPをふるい入れ、泡立て器で全体を混ぜます。真ん中を空けておきます。
②卵を溶きほぐし、①の真ん中に入れ泡立て器で内側からゆっくり混ぜます。(ポイント1)
③バターを湯煎で溶かし、レモンの皮を加えます。バターにレモンの香りを移します。
④②に③が熱いうちに加え、ゆっくり混ぜます。全体がなめらかになったら、1時間ほど休ませます。(冷蔵庫or室温)(ポイント2)
⑤バターを塗った型に8分目流し入れ、170度のオーブンで15分から20分焼きます。
⑥粗熱が取れたら、密閉容器に入れ1日おきます。(ポイント3)
これが長年教室で教えてきた1番おいしいマドレーヌのレシピです。この作り方はフランスの定番の作り方で、3つのポイントに気をつければ美味しく出来上がりますよ。
シンプルなお菓子ほど材料も大切ですが、材料についてはまたの機会に、、。まずは手に入るもので美味しく作ってみてください。